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Macでクラウドに送らず会議を文字起こしする方法

会議の文字起こしは便利ですが、多くのクラウド型ツールは音声をサーバーにアップロードして処理します。社外秘の打ち合わせや個人情報を含む面談だと、その一点が気になって導入をためらう人は少なくありません。この記事では、Macのなかだけで完結する文字起こしの考え方と、実際の手順をまとめます。

なぜ「ローカルで完結」が効くのか

クラウド文字起こしの多くは、録音した音声をいったん外部のサーバーへ送り、そこで処理します。便利な反面、次のような懸念が残ります。

  • 音声や文字起こし本文が手元のMacの外に出る
  • 通信が必要なので、オフライン環境では使えない
  • 会議に録音用のBotを招き入れる方式だと、相手にも見えてしまう

ローカル処理なら、これらの前提が変わります。音声・文字起こし本文を外部に送らず、Macの内部だけで処理する設計にすれば、機内モードのまま文字起こしを走らせることもできます。社内規定でクラウドアップロードが難しい現場でも導入しやすいのが利点です。

ローカル文字起こしの基本の流れ

完全ローカルで会議を文字起こしする場合、おおまかな流れは次の3ステップです。

  1. 会議の音声を録音する — Macのシステム音声とマイクをまとめて取り込みます。相手がホストでなくても自分の手元で録れるのがポイントです。
  2. ローカルのAIモデルで文字起こしする — Whisper系の音声認識モデルをMac上で動かし、音声をテキストに変換します。Apple Siliconならスピード面でも実用的です。
  3. 話者分離(誰が話したか)を付ける — 複数人の会議では、発言を話者ごとに区切ると議事録として格段に読みやすくなります。

この3つを手作業でつなぐと準備が大変ですが、専用アプリを使えば一連の流れを自動化できます。

OffReco(オフレコ)を使う場合

OffReco(オフレコ)は、まさにこの「クラウドに送らない会議文字起こし」をMac向けにまとめたメニューバーアプリです。考え方の例として手順を紹介します。

  • 会議を自動で検知し、ワンクリックで録音を開始します。ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなどに加え、システム音声を拾うので幅広い通話アプリに対応します。
  • 録音を終了すると自動で文字起こしが始まり、話者分離まで行います。毎回手動で頼む必要はありません。
  • 処理はすべてMacのなかで行うため、音声も文字起こし本文も外部に送りません。機内モードでも文字起こしが動きます。
  • 録音にBotを招かないので、相手の画面に録音参加者が増えることもありません。画面収録の権限も不要です。

なお、要約機能は搭載していません。要点をまとめたいときは、できあがった文字起こしをChatGPTやClaudeなどに貼り付けて使う運用が前提です。テキストさえ手元にあれば、整形や翻訳は好きなツールに任せられます。

導入前に押さえておきたい点

ローカル処理ならではの注意点もあります。

  • 動作環境: OffRecoはmacOS 14.2以降が必須です。Apple Siliconでは処理が速く、Intel Macでも動作します。
  • 初回のモデル取得: 文字起こしモデルや必要なライブラリの初回ダウンロードには通信が発生します。一度そろえれば、その後の文字起こしはオフラインで動きます。
  • 日本語の会議に強い: 日本語の打ち合わせを想定したチューニングがされているため、社内会議の議事録づくりに向いています。

まとめ

会議の文字起こしを取り入れたいけれど、音声をクラウドに上げたくない――そんなときは、Macのなかだけで処理する完全ローカルの文字起こしが有力な選択肢になります。音声・文字起こし本文を外部に送らず、機内モードでも動き、相手にBotを見せずに録れる。プライバシーを守りながら議事録づくりを自動化したい人は、OffRecoのような完全ローカルのアプローチを一度試してみる価値があります。

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